食育文化研究会

 

当園では長年にわたって食育研究に取り組んできました。
その理由は、「食」は子どもたちの「身体」や「健康」を形作るだけでなく、子どもたちの「心」や「精神」の 状態にも大きな影響を与えるからです。つまり、「正しく効果的な食」が「優しく明るく前向きな子ども」に育つ一翼を担うのです。
したがって、「食」に関しての知識をたくさん学び、より効果的な形で子どもたちに「食」を届けることが私たちの重要な役割だと考えています。
その研究内容を更に深めるため、園の管理栄養士を筆頭に平成14年に「食育文化研究会」を発足させました。
私たちは食育を教育として位置づけ、園児たちと食に関する様々な活動を実施しています。

 


活動内容

保護者や一般の方を対象にした「子どもの食育講座」「料理教室」を行っています。
冊子「楽しく子育て」の製作発行をしています。
「園だより」に食に関するページを設け、食育や衛生に関する記事を掲載しています。
パネルシアターを使ったオリジナルの歌や講話の研究・開発を行っています。
保護者への食育アンケートの実施や、相談を通して家庭の食への関心、実態を調査しています。
子どもたちが豊かな人間性を育み、生きる力を身に付けていくために、「作る・育てる・食べる」ことに関する様々な活動や体験を行っています。

「いただきます」と「ごちそうさま」

 

いただきます

 

「いただきます」には、ただ「食べます」という意味だけではなく、様々な動植物の「命をいただきます」という意味が込められています。心から感謝して、食事を始めましょう。

 

ごちそうさま

 

「ごちそう」の“ちそう”は漢字で“馳走”と書き、「馳け走る」という意味を持っています。食べ物には「食材を育てる人」「収穫や運搬をする人」「調理や盛りつけをする人」などたくさんの人が関わっています。人々の働きや、尊い命に感謝して心から「ごちそうさま」を言いましょう。

 

食前・食後のあいさつ

園では毎日、食前・食後のあいさつを行っています。

 

食前のあいさつ

 

『ひとつぶの米にも、万人の力が加わってます。
一滴の水にも、天地のめぐみがこもっています。
ありがたくいただきましょう。
いただきます。』

 

食後のあいさつ

 

『みほとけと、おおぜいの人々のめぐみにより、
おいしくいただきました。
体を養い、心を正しくして、あらゆるめぐみに感謝します。
ごちそうさまでした。』

 


食の豆知識

 バランスのよい食事ってどんなもの?

夏の疲れをとるためには・・・

日本の伝統的な食生活である「主食と1汁2菜」の献立こそが理想のバランス食といわれています。

①主食
②汁もの
③主菜
④副菜

これら“4つのおさら”をそろえることが大きなポイント!
バランスが一目で分かるように、4つの色に分け、覚えておくと便利です。
子どもにもわかりやすく、食べ物を選ぶちからが身につきます。

主食 【エネルギー源となるもの:きいろ
ごはん・パン・めん類・いも類など
汁もの 【味覚を育てるもの・水分補給となるもの:しろ
みそ汁・お吸い物・スープなど、だしの香りと味のする料理
主菜
【血や肉となるもの:あか
肉・魚・豆・卵など、タンパク質を多く含む料理副菜
副菜
【体の体調を整えるもの:みどり
野菜・きのこ・海藻・果物など、ビタミン・ミネラルを多く含む料理

夏の疲れをとるためには、規則正しい食生活を送ることが大切です。
何でもバランスよく食べるよう心がけましょう。

食べていますか?パセリ!

料理の彩りとしてだけじゃない!実は栄養豊富な野菜です。

パセリは飾りじゃありません。パセリには、人体に必要なビタミン・ミネラルが多く含まれています。体内でビタミンAに変化するベータカロチン、糖質を分解を助けるビタミンB1、健康な皮膚・髪・爪を作るビタミンB2、美容や風邪の予防に効果のあるビタミンC、赤血球中のヘモグロビンの合成に必要な鉄分、便秘の解消に効果のある食物繊維、これらの栄養素の含有量は、どれも野菜の中ではトップクラスです。そのため、サラダにパセリを少量加えるだけで、そのサラダが栄養のバランスのとれたものなります。また、悪玉コレステロールから体を守ってくれる葉緑素 も多く含まれています。そのほか、アピオールという精油成分も含まれており、これには食中毒の予防・口臭の防止といった効果があります。
パセリは飾りじゃありませんよ!皆さんも、お子さんも是非、口の中で味わいながらおいしく感じられるまでよく噛んで食べてみてくださいね。

パセリの歴史
パセリの原産地は地中海沿岸で、紀元前から薬用や香味野菜として栽培されていた野菜。日本に伝わってきたのは18世紀にオランダから長崎に持ち込まれ、当時は「オランダセルリー」と呼ばれていた。
パセリの選び方
葉の先が内側に巻いていて、縮みが強く緑色の濃いものを選び、黄色っぽいものや花が咲いたものは葉が固いので避けましょう。
調理のポイント
さっと油で揚げると、苦みが薄れ食べやすくなります。
みじん切りにする時は水気をよく切ります。刻んでから水にさらすと薬効成分が水に溶け出てしまうので注意!
保存のポイント
コップに水を入れて、さしておくと多少日持ちします。みじん切りにして乾燥させるか、冷凍すると良いようです。
パセリの種類
日本で主流になっているパセリは、モスカールドパセリというものです。お店ではモスカールドパセリがよく売られていますが、イタリアンパセリを扱っているお店もあるようです。その他に、根がにんじんのような形のハンブルグパセリや、ナポリタンパセリといってセロリのように茎の部分を食べるパセリがあります。
フランス料理やイタリア料理では平らな葉のイタリアンパセリが主流で

竹の子のチカラ

竹の子豆知識

食物せんいが豊富なため、便秘の改善や大腸ガンの予防、コレステロールの吸収を妨げる効果があります。ただし!消化が悪いので、胃腸の悪いときや下痢をしやすい人は、食べすぎに注意しましょう!
カリウムが多く、高血圧を抑制します。カリウムは熱に弱い栄養素ですが竹の子に含まれているものは、加熱してもあまり減らないのが特徴です。
うまみ成分のチロシンは、新陳代謝を活発にし、ホルモンのバランスを整えます。さらに、脳を活発にする働きもあります。老化やボケの防止に効果的です。
皮には腐敗を防ぐ作用があります。おにぎりや、料理を包むときに、よく利用されます。
学力アップ!かたくて、かみごたえがあるため、よくかむ習慣がつきます。 → あごを発達させ、あごの動きが脳への流血を盛んにして、脳細胞の働きを活発にします。

選びかた

全体に太く短いものがおいしく、先端の部分は黄色くて開いていないものが良品です。
皮全体が淡い黄色で色つやがよく、切り口は丸い形をしているものがよいでしょう

保存方法

生のまま置くと固くなり、えぐみが増すので、すぐにゆでて「アクぬき」をしましょう。

アクぬき

皮をむき、縦半分に切る
米のとぎ汁かぬか、又は洗っていないお米大さじ1~2を入れた水で40~60分ゆでる。
煮汁に入れたまま冷ます。
※ゆでた後、すぐに食べない場合は、水で洗い、きれいな水に入れて冷蔵庫で保存して下さい。
(毎日水をかえ、2~3日で食べましょう)

よくかむことって すばらしい!

しっかり噛むことは「おいしい」を味わえること!

現代では、食事一回分のかむ回数が計金620回であるのに対し、弥生時代の卑弥呼(ひみこ)は平均3990回かんでいたと推定されています。
これをもとに、かむことのすばらしさが 『ひみこのはがいーぜ』 というフレーズで提唱されました。

ひ・・・肥満を予防する
満腹感が得られ、早食いや食べ過ぎを防ぎます。

み・・・味覚が発達する
食べ物の味がよく分かるようになります。

こ・・・言葉を正しく発言できるようになる
下の筋肉が鍛えられ、かみ合わせもよくなります。

の・・・脳が活性化する
脳の血液循環をよくし、学習能力を高めます。老化防止にも効果あり。

は・・・歯の予防をする
かむほどに分泌される唾液は虫歯を予防します。

が・・・ガンを予防する
唾液には発がん性物質の働きを抑える力があります。
体の抵抗力をつける酵素も含まれているので、風邪も予防します。

い・・・胃の働きを促す
消化、吸収をよくします。

ぜ・・・全力投球ができる
集中力がアップします。